【通期決算 来期下方予想】2914 日本たばこ産業
通期決算内容、
2914 日本たばこ産業 (東1部、6、12月配当 12月優待)
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2019年12月期決算短信〔IFRS〕(連結)
売上収益 2,175,626百万円 前期比 -1.8%
営業利益 502,355百万円 前期比 -11.1%
当期利益 361,622百万円 前期比 -6.7%
一株利益 195.87円 前期比 -8.9%
実績配当向性78.6%と高め。
来期業績予想
売上収益 2,180,000百万円 前期比 +0.2%
営業利益 471,000百万円 前期比 -6.2%
一株利益 171.95円 前期比 -12.2%
https://disclosure.ifis.co.jp/data/disclose/76/20200205/140120200205458256.pdf
配当向性89.6%と非常に高め。
安定性を重視して現状維持とのこと。
極端な減益にならない限り減配はなさそうですが、
順調に一株利益が右肩下がりです。
どうすれば現状維持以上に出来るのでしょうか。(煽りではなく)
セグメント別実績
国内たばこ事業 調整後営業利益 1,872億円 前年比 -10.4%
海外たばこ事業 調整後営業利益 3,408億円 前年比 -11.4%
医薬事業 調整後営業利益 159億円 前年比 -125億円
加工食品事業 調整後営業利益 54億円 前年比 + 13億円
https://disclosure.ifis.co.jp/data/disclose/ae/20200205/140120200205458285.pdf
内容として、
国内たばこでは、プルームテック販売台数減少、
低温加熱向けカプセル製造機械の減損。
来期予想 調整後営業利益 1,700億円 前年比 -9.2%
海外たばこ事業では、販売本数自体は増加、
為替影響により大きく減益。
セグメントで見ると国内より海外の利益が大きい。
しかし、為替に左右されやすい状況。
来期予想 調整後営業利益 3,610億円 前年比 +5.9%
為替予想を今期よりはポジティブと予想しています。
また、売上自体も 前年比 +3.7%と予想。
医薬事業では、抗HIV薬6品の国内ライセンス契約解消、
海外収入減少。
医薬事業には、期待していたのですが大きく利益を落とす形に。
来期予想でも 調整後営業利益 100億円 前年比 -59億円
と、今後どう立て直すのでしょうか。
加工食品事業では、価格改定、商品コスト低減でプラス。
要は、品質が落ちたということで将来的にプラスになるのでしょうか?
来期予想 調整後営業利益 50億円 前年比 -4億円
物流費と最適生産体制に係る経費大と予想。
んー、厳しい!
海外たばこ事業拡大が目下の目標でしょうが、
為替に左右されやすいと業績も予想しづらい。
医薬事業を伸ばしてくれると思ってたんですが、あまり期待は出来なさそう。
配当維持出来る利益の確保を望むばかりです。