【高配当 優待 高ROE】2914 日本たばこ産業
本日、紹介するのは、
2914 日本たばこ産業 (東1部、6、12月配当 12月優待)
皆さんご存知、JTとも略されるたばこ専売会社です。
国内では禁煙対策、他の新型たばこの台頭により苦戦を強いられています。
その一方で海外たばこ会社を積極的にM&Aを行い事業拡大しています。
また、医薬、加工食品も展開しているのですが、利益貢献には微小な状況です。
1/31付けの株価は2316円、時価総額46320億円、PBR1.55、BPS1491、自己資産比率48.4%、予想PER12.08、配当利回り6.65%(77、77円)、優待(100株保有)を含めた総合利回りは驚異の7.72%、予想ROE13.3%、予想ROA6.5%。
配当性向80.3%と非常に高い上に今期も増配を行っています。
株価対策の一環であろうと思われるので直近の減配リスクは無いかもしれません。
しかし、今後の業績次第では減配してもおかしくはないと思われます。
優待内容は、12月基準日1年以上継続保有の株主のみに贈呈
自社および自社グループ会社商品(食品等)
100株以上 2500円相当
200株以上 4500円相当
1000株以上 7000円相当
2000株以上 13500円相当
19年12月から上記の様に変更されました。
以前は、年2回の優待がありました。
また、カレンダーも貰えましたが今後貰えるかどうかはわかりません。
詳細はこちら
https://www.jti.co.jp/investors/stock/privilege/index.html
業界の先行きとしては、非常に厳しい状況だと思われます。
特に先進国ではたばこの有害性が問題として取り上げられ、
国内でも厳しい法規制が行われます。
また、他の新型たばこ勢力の台頭に対し、
どこまで太刀打ち出来るかがポイントになりそうです。
一方、新興国では利益を上げており、
人口の多い国でいかにシェアを獲得出来るかがポイントになりそうです。
また、たばこ以外の業種への展開が必須となっていきそうです。
業績予想では19年で底打ち、20年で反転となっています。
今の配当を維持できるよう頑張って欲しいところです。
2/6、通期決算が開示されました。
20年に反転は出来ず、来期下方予想です。