【優待 割安】4008 住友精化
本日、紹介するのは、
4008 住友精化 (東1部、3、9月配当 3、9月優待)
おむつ用の高吸水性樹脂が主力商品の化学会社。
セグメントで見ると、
機能化学品
吸水性樹脂
ガス・エンジニアリング
となっています。
2/19付けの株価は3095円、時価総額432億円、実績PBR0.66、実績BPS4702、自己資産比率61.9%、予想PER12.2、配当利回り3.23%(50円、50円)、優待(100株、6ヶ月以上保有)を含めた総合利回りは3.88%、予想ROE5.6%、予想ROA3.5%。
PERだけで見ると割安感はないですが、
PBRを含めて考えて私の中では割安としています。
配当性向47.3%と高め。
優待が金券ですのでそれも含めた数字。
若干高めですので、今後の業績次第で減配リスクはあるかもしれません。
優待内容は、3、9月基準日100株以上
1000円相当のクオカード
詳細はこちら
年2回あるのは嬉しいですね。
2/5の3Q決算開示では、
売上高 74,738百万円 前年同期比 -10.5%
営業利益 5,996百万円 前年同期比 -18.4%
経常利益 5,096百万円 前年同期比 -25.3%
一株純利益 242.06円 前年同期比 -30.1%
セグメント別利益
機能化学品 1,499百万円 前年同期比 -7.2%
吸水性樹脂 2,779百万円 前年同期比 -34.6%
ガス・エンジニアリング 1,708百万円 前年同期比 +16.0%
通期業績予想 変更なし
配当金予想 変更なし
https://disclosure.ifis.co.jp/data/disclose/04/20200130/140120200130453326.pdf
主力の吸水性樹脂が大きく利益を落としています。
おむつメーカーの代表でもあるピジョンも、
苦戦している中国市場での競争力低下が影響しているようです。
一時期は日本製のおむつ買い占め問題がありましたが、
急に減退するとは思いませんでした。
中国製品の質が向上したのでしょうか。
まあ、ミルクのように摂取するものでもないので、
ある程度の質があればいいのかもしれません。
他の分野でも、
中国製品の質の向上で苦戦するかもしれませんね。
プラスとなった、
ガス・エンジニアリングですが、
売上は減少し、利益率の改善で大きく利益の伸ばしています。
通期業績予想はすでに達成済み。
変更しない理由として、
コロナウイルスによる影響が不透明であるとしています。
おむつは一応生活必需品なので、
そこまでは影響無いのではと思いますがどうなのでしょう。
それでも、経常利益の推移を見ると、
前期の経常利益8,636百万円は下回るとは思います。
株価は、3Q決算の通期業績予想達成を受け上昇。
しかし、それ以降は伸び悩んで元の水準近くまで戻しています。
過去数年での安値に近づいている状況です。
一応、節目に当たる部分で推移しています。
それを割り込んで、もう一つ下の節目に行くのか注目です。